鳥瞰図的に理解する

研究技術職として働いている息子に少しでも近づきたくて、放送大学の科目「技術経営の考え方」を聴いてみた。「知的財産のマネジメント」の回で次の言葉が気になった。「知的財産権制度の全体像を基礎的事項に絞って鳥瞰図的に理解することが重要」「鳥瞰図的理解とは、最低限の法律知識を習得して、必要な時に法律の専門家も交えて議論ができ、直面する課題解決に向け正しい意思決定ができるような準備をしておくこと」

 

体系的理解という言葉はよく使われるが、鳥瞰図的理解は初めてきいた。実際にどう学べば鳥瞰図的理解が身につくのかはわからないが、イメージはできる。鳥が高いところから見るように全体を見渡す。細かいところまでは見えないが、大事なポイントの意味と位置関係は把握しているので、間違った方向に進んでしまうことはない。ということだろうか。細かいところまで、網羅的に理解しなくてもよいのなら、体系的理解よりもハードルは低そうだ。

 

文学、英語、ドイツ語、簿記、数学、物理、化学など勉強したいことが多すぎて途方に暮れていたが、文学以外は鳥瞰図的理解を目標に頑張ってみようと思う。