2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

人に「罪悪感」を植えつけてコントロールしようとするのは、悪魔の所業だと思う

なんにもする気になれない。 努力したって、なにも変わらない。 結局、すべて私のせいにされるのだ。 生まれた時からそうだった。 母親から、何もかも「お前のせいだ」と責められ続けた日々。抗議しても、「冗談に決まってるだろう。ジョークのわからない奴…

淡きこと水の如し

アリス・マンローの小説『ジュリエット』さながらに、不意打ちのように子どもから捨てられた私は、生きる気力をなくしていた。 スマホでメールチェックするたびに、息子の「あなたに会う気はない」という文言が目に飛び込んできて、胸が締め付けられた。 小…

横浜が嫌いになった

今月のはじめ、音信不通の息子を訪ねて横浜に行った。最後に息子に会ったのは1年7ヶ月前。それ以降、電話も繋がらないし、ラインを送ってもめったに既読がつかないので、心配でたまらなかった。 横浜駅から私鉄に乗り、マンションの入り口まで行って、電話…

映画「愛国と教育」を見た

高校生のとき使っていた日本史の教科書には、従軍慰安婦とか南京大虐殺とか沖縄戦での集団自決に関する記述があったが、日本人はなんて酷いことをしたのだろうと自虐的になったりはしなかった。ただ人間を残虐行為に駆り立てる戦争の恐ろしさを知り、平和の…

そばに誰かがいるだけではダメなんだと思う

秋葉原無差別殺傷事件の死刑囚が、「誰かがそばにいてくれたら、あんな事件は起こさなかった」と手記に書いていたらしい。 安倍元首相殺害事件の容疑者の高校時代の友人は、「自分が話を聞いてあげていれば」と悔やんでいるという。 ひとりの優しい人間の思…

結局、機能不全家族しか作れなかった

ひとり息子は非常に稀な病気をもって生まれた。命に関わる症状ではなかったが、人目につく部位だった。母親として責任を感じ、出来る限りのケアをしてきたつもりでいた。だが先日、息子から「これまで病気の治療の検討すらせず、放置していたことを恨んでい…

ローンウルフ上等

誰も私の内面を知ろうとしない。 それは私が取るに足らないダメ人間だからだと思っていた。 でも、最近わかった。 ほとんどの人は他者の外側しか見ていない。顔、身長、体型、服装、勤務先、収入、学歴、家族、住居、友人の数‥‥それらを元ににラベルを貼った…