結局、機能不全家族しか作れなかった

ひとり息子は非常に稀な病気をもって生まれた。命に関わる症状ではなかったが、人目につく部位だった。母親として責任を感じ、出来る限りのケアをしてきたつもりでいた。

だが先日、息子から「これまで病気の治療の検討すらせず、放置していたことを恨んでいる。もう会う気もないし、連絡してくるな」という内容の長文メールを受け取った。

29年間私のやってきたことを、息子に全否定された気がした。