2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『森の学校』を観て

三浦春馬少年の、姿かたちの愛らしさ、真っ直ぐな眼差し、声の響きの可憐さ、伸びやかな立ち居振る舞い。この作品の存在は、まさに奇跡だと思う。 生きることの喜びに満ち溢れていた純朴な春馬少年は、美しい青年に成長し、数々の作品で私たちの心を動かして…

「誠実な言葉」について考えていたら、こんな本を見つけました。

岡本夏木『幼児期ー子どもは世界をどうつかむかー』 ことばと誠実性の乖離、それは「大義」と称して大量殺戮を当然とする政治家から、自分のみに通ずる理屈を立てて友達の殺傷にすら至る青年、また先にあげたような、他者に求める規範と自己を律する原理とを…

雛人形は私にとって呪いの象徴だった

今週のお題「雛祭り」 六歳の時の雛祭りの写真がある。七段飾りの雛人形の前で、満面の笑みを浮かべる母と弟、そして浮かない顔の私が写っている。 デパートから雛人形が届いた時、箱を開けて部屋に飾る時「少しは嬉しそうな顔をしなさい」と母に責められた…