放送大学の無料講義を聞いていたら、教育社会学の先生の言葉が気になった。
「家庭教育とは、親(や養育者)と子どもの間の相互作用であり、子どもの社会化である。そこには、親が教育的意図をもって行うものだけでなく、親の無意図的な働きかけも含まれる」
家庭教育が目指すべきところは、子どもの才能や学力を伸ばすことではなく、子ども自身に社会での生き方を見つけさせることなのだ。
難しいことだろうか?子どもだって、自分がいる社会の意味を無意識に探っているはずだ。
子どもに何を与えるか以前に、親が自分の生き方を振り返って解釈することが必要だろう。そのうえで嘘ごまかしなく、子どもと向き合えばいいだけだと思う。