いじめる人に対して『そんな権利はない』と思えば、自分を守ることができる

 今日の新聞の1面で、2022年度のいじめ件数が過去最多だったことを伝えていた。中高生向けの紙面には、羽田空港のカリスマ清掃員、新津春子さんのお話が載っていた。    

 新津さんのことは、以前テレビで拝見した時から尊敬していたが、今回感心したのは、「いじめる相手に対して『そんな権利はない』と思って自分を守って」というアドバイスだ。いじめがなくならない以上、いじめられた時の心構えを知っておくのは大切なことだ。

 ただ、いじめられた側が、自分は人権を侵害されていると自覚し、相手にそんな権利はないと断じるのは、それほど簡単なことではないとも思う。