工学の研究者をしている息子に、私も学問研究がしてみたいと言ってみた。「ムリだ」と軽くあしらわれると思ったが、「やるなら本気でやれ。まずは英語を読めるようになれ」と言ってくれた。
でも、どうやって。息子が大学に入るまで文系科目の勉強方法について時々アドバイスをしていた。でも英語だけはどうやればいいのか全くわからず、何も言えなかった。
昔から英語に苦手意識がある。中学入学まで英語に触れたことがなかった私は、帰国子女とかママが外語大卒の同級生に気後れがしてしまったのかもしれない。以来ずっと英語を避けてきた。英検も、TOEICも持っていない。
家には英語の参考書が山ほどある。ちょっと手をつけては投げ出すを繰り返した。最後までやっても英語ができるようになる気がしなかったからだ。
先日、古本屋で買った『集中12日間！英文法の一番大事なところ』という参考書を開いてみたら、まえがきにこんな文章があった。「英文法が不得意な生徒があっちにもこっちにもいっぱいいる。まじめに、一生懸命勉強しているのに、なぜかアタマの中で知識がまとまらない。」
そうだ、「アタマの中で知識がまとまらない」ことが問題なのだ。この参考書に賭けてみよう。
